我孫子・白樺派

まだ、体調が今一つなので昨年末に近場の千葉県我孫子近辺を散策したのでご紹介しよう。駅の近くにはもともと製糸所があったそうで車止めが卵のような繭玉(まゆだま)をイメージしている。おもしろい。ぷらぷら歩くと柔道で有名な嘉納治五郎の書が公園に飾ってある「鏡為人以」(自分のことだけでなく人のことをよく見て判断すること)ん~ん重い言葉だ。また、少し歩くと白樺文学館が観える。もともと白樺派の多くの文人がここ我孫子に住んでいたらしい。すぐ近くに志賀直哉の邸宅があった。今観ると、とても質素に感じるがシンプルなだけに過ごしやすそうな家(書斎)だ。ここで「暗夜行路」を執筆したとのこと。静かな雰囲気の中から文人たちの声が聞こえてきそうだ。最後に手賀沼公園へ。平和の記念碑とともに広島の「平和の灯」から分火しており今でも燈っている。広島と縁が深く平和とは何かを思い出させてくれる場所でもある。まったくおまけだが、我孫子駅の弥生軒(山下清がアルバイトしていた蕎麦屋さん)のから揚げそば(今回はうどん)をいただいた。これでもから揚げ1個設定のうどんだが、標準は2個設定。蕎麦屋のおばちゃんが、食べられなかったら、から揚げを半分にしてあげるよ と言われたが、意地になって完食だ。
また、食べに行こうっと。癖になりそう。我孫子は結構、歴史の重みがある聖地かもしれない。










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